こんにちは。九鬼家のダッシュ!!🏃‍♂️🏃‍♂️です。

前回は、Hunter et al. (2004)の論文を参考に、スプリント能力とステップ変数の関係についてお話しました🙋‍♂️

まだご覧でない方は、ぜひこちらからどうぞ🙇‍♂️

http://kukikenodash.blog.jp/archives/79575486.html

さて、Hunter et al. (2004)ではストライドと疾走速度に有意な相関関係があるという結果でした🙆‍♂️

今回のブログでは、「本当にそうなの??」ということを検証していきたいと思います

参考にする論文はこちらです👇👇

小林海, 大沼勇人, 高橋恭平, 松林武生, 広川龍太郎, 松尾彰文, 杉田正明 & 土江寛裕. (2017). 桐生祥秀選手が 10 秒の壁を突破するまでの 100m レースパターンの変遷. 陸上競技研究紀要13, 109-114.

タイトルの通り、日本人初の9秒台に到達するまでのパフォーマンスの変化を報告した、極めて価値の高い論文です👏👏

その中で示されているデータでは、

9秒台で走った時とそれよりも遅いレースをいくつか比較したところ、

ピッチは、必ずしも100mの記録と関係なさそう(他のレースと比べても同じか低い値)で

ストライドをみると、100mの記録に関係がありそう(他のレースと比べても最も高い値)です👏

*詳細のデータが気になる方は、是非論文をあたってみてください。オンラインで読むことができます✨

この研究では、貴重な1サンプルの追跡研究なので統計的な言及はできませんが、

前回のHunter et al. (2004)の結果をサポートする内容と考えられます👍

「なるほど、やはりストライドがスプリント能力には重要なのか」と考えてしまいますが・・・

次回のブログでは、逆の結果が示された論文を紹介したいと思います🙋‍♂️

お楽しみに🙇‍♂️🙇‍♂️