こんにちは。九鬼家のダッシュ!!🏃♂️🏃♂️です。
前回のブログ内容は、ステップ変数におけるピッチとストライドおよびその下位要素の説明でした。
今回のブログ内容にも関係しているので、まだご覧でない方は、ぜひどうぞ👇
http://kukikenodash.blog.jp/archives/79575374.html
今回のブログでは、これらの要素がどのような関係性にあるのかということについて考えていきます
参考にした論文は、この論文です
Hunter, J. P., Marshall, R. N., & McNair, P. J. (2004). Interaction of step length and step rate during sprint running. Medicine & Science in Sports & Exercise, 36(2), 261-271
そして、下の図が上記の論文を図示したものです
この、「r = 0.00」というのは相関係数といって、2つの変数間の関係性を示しています。
色付けしているところは、統計的に有意な関係性にあるということを示しています。
ちなみに、この相関係数(r)はr familiyの効果量としても用いられて、関係性の強さを示しています。
慣習的にはDr. Hopkinsの評価尺度を用いて、「どれくらい関係性が強いのか?」ということを質的に説明したりもします。
統計の話はこれくらいにして。。。🤦♂️
疾走速度(スプリント能力)と関係性があるのは、ストライドでありピッチには有意な関係性が認められなかった🙋♂️というのがこの研究の結果になっています
さらに、そのストライドには滞空距離が強く影響を及ぼしていることもわかります👍
ちなみに、ピッチには滞空時間が強く関係していることもわかります👍
なお、(また統計の話に戻ります🤦♂️)相関係数を二乗して100を掛けると決定係数(R square)が算出されます。
この決定係数は、片方の変数がもう片方の変数を何パーセント説明できるかを示すものです。
そうすると、「ストライドは疾走速度を53%も説明することができる👏」と言えます。
さらに、注目してほしいのはピッチとストライドの関係です🙋♂️
ピッチとストライドはトレードオフの関係にあり、
片方が高くなると片方が小さくなる傾向にあります。(必ずそうなるというものではありません!)
そうすると、ピッチかストライドのどちらかを犠牲にして、
どちらかだけを高めて疾走速度を高くするというのが基本になると考えられます🙆♂️
そして、この研究ではストライドの優先度が高いと言えます🙋♂️
なお、この研究は陸上競技選手の中間疾走の区間を対象としています。
加速区間や球技系選手を対象とした場合は、結果が変わる可能性があることに注意してください🙇♂️
「じゃあ、本当に全ての選手にこの研究結果が当てはまると言えるのか?🤷♂️」という疑問が湧いてきます。
そこで、次回のブログでは縦断的な研究によって示されたデータをもとに話を進めていきたいと思います👍
お楽しみに🙇♂️
前回のブログ内容は、ステップ変数におけるピッチとストライドおよびその下位要素の説明でした。
今回のブログ内容にも関係しているので、まだご覧でない方は、ぜひどうぞ👇
http://kukikenodash.blog.jp/archives/79575374.html
今回のブログでは、これらの要素がどのような関係性にあるのかということについて考えていきます
参考にした論文は、この論文です
Hunter, J. P., Marshall, R. N., & McNair, P. J. (2004). Interaction of step length and step rate during sprint running. Medicine & Science in Sports & Exercise, 36(2), 261-271
そして、下の図が上記の論文を図示したものです
この、「r = 0.00」というのは相関係数といって、2つの変数間の関係性を示しています。
色付けしているところは、統計的に有意な関係性にあるということを示しています。
ちなみに、この相関係数(r)はr familiyの効果量としても用いられて、関係性の強さを示しています。
慣習的にはDr. Hopkinsの評価尺度を用いて、「どれくらい関係性が強いのか?」ということを質的に説明したりもします。
統計の話はこれくらいにして。。。🤦♂️
疾走速度(スプリント能力)と関係性があるのは、ストライドでありピッチには有意な関係性が認められなかった🙋♂️というのがこの研究の結果になっています
さらに、そのストライドには滞空距離が強く影響を及ぼしていることもわかります👍
ちなみに、ピッチには滞空時間が強く関係していることもわかります👍
なお、(また統計の話に戻ります🤦♂️)相関係数を二乗して100を掛けると決定係数(R square)が算出されます。
この決定係数は、片方の変数がもう片方の変数を何パーセント説明できるかを示すものです。
そうすると、「ストライドは疾走速度を53%も説明することができる👏」と言えます。
さらに、注目してほしいのはピッチとストライドの関係です🙋♂️
ピッチとストライドはトレードオフの関係にあり、
片方が高くなると片方が小さくなる傾向にあります。(必ずそうなるというものではありません!)
そうすると、ピッチかストライドのどちらかを犠牲にして、
どちらかだけを高めて疾走速度を高くするというのが基本になると考えられます🙆♂️
そして、この研究ではストライドの優先度が高いと言えます🙋♂️
なお、この研究は陸上競技選手の中間疾走の区間を対象としています。
加速区間や球技系選手を対象とした場合は、結果が変わる可能性があることに注意してください🙇♂️
「じゃあ、本当に全ての選手にこの研究結果が当てはまると言えるのか?🤷♂️」という疑問が湧いてきます。
そこで、次回のブログでは縦断的な研究によって示されたデータをもとに話を進めていきたいと思います👍
お楽しみに🙇♂️
コメント
コメント一覧 (2)
的確なコメントありがとうございます。
また引き続き、よろしくお願いいたします。