こんにちは。九鬼家のダッシュ!!です。

前回のブログのタイトルは「目標タイムに対する歩数」でした。
http://kukikenodash.blog.jp/archives/79001511.html

今日のブログでは、走りのタイプを分けて考えることについてお話したいと思います。

参考にする論文は、
内藤景・苅山靖・宮代賢治・山元康平・尾縣貢・谷川聡 (2013) 短距離走競技者のステップタイプに応じた100mレース中の加速局面の疾走動態.体育学研究,58(2): 523-538.
です。

研究室の先輩が発表された論文で、実際のスプリント指導の際に非常に役立つ内容になっています。

この研究では、100m選手を30m-60mの区間におけるピッチとストライドを使って、
「ピッチ型」と「ストライド型」に
統計的に分類しています。

よく現場レベルでも、
「この選手はピッチ型だな」とか「あいつはストライド型だ」
みたいな話がある、、、かと思います。

実際にコーチングをするときにも、まず僕が見るのはその選手がピッチ型なのかストライド型なのか、ということです。

その論文の中では、選手を分類して
それぞれのグループの中で上位群と下位群を比較して、ピッチ型とストライド型のそれぞれの中で、速い人と遅い人の違いを検討しています。

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その結果。
ピッチ型では、速い人は遅い人よりもピッチに優れており、
ストライド型では、速い人は遅い人よりもストライドに優れていました。

このように、選手をタイプごとに分類すると、速い人と遅い人の差がそれぞれのタイプごとに異なることがわかり、トレーニングに活かせることと思います。

具体的に。
大阪経済大学で関西インカレに出場する選手は2名ともピッチ型(私の主観によると)です。

そうすると、短期的な視点ですると、ピッチを高めるトレーニングを重点的にすることで、短期的なパフォーマンスの改善が期待できるのではないかと推測できます。

その推測に基づいて、主にピッチを高めるトレーニングをインカレまでに行いました。

では、どのようなトレーニングが有効なのか?というのはそれぞれで千差万別だと思いますが。
我々のチームでは、リレーの練習を中心にして、インカレまでのトレーニングを組み立てました。

次回は、なぜリレーの練習でピッチの改善が考えられるのか?という個人的な私見を述べたいと思います。


九鬼