こんにちは。九鬼家のダッシュ!!です。

前回のブログのタイトルは「目標タイムに対するモデルタイム」でした。
自分の目標とする100mの記録に対して、30m、60mの通過タイムがどの程度必要なのか、ということについて、学生の教育的な観点も踏まえて記事を書きました。

http://kukikenodash.blog.jp/archives/78976489.html

今回のブログも以下の論文を参考にします。
「宮代賢治, 山元康平, 内藤景, 谷川 聡, 西嶋尚彦. (2013). 男子100m 走における身長別モデルステップ変数. スプリント研究, 22, 57-76.」

前回のブログと似ていて、今回のブログではモデルとなる歩数についてです。

「100mを何歩で走っているのか?」
ということから、自分のストライドとピッチを簡単に計算して、
記録向上のためには、ピッチのトレーニングなのか?ストライドのトレーニングなのか?

いずれのトレーニングが今の自分に必要なのかを自分で考える際の貴重な資料になる論文です。

以下の表は、当該論文を参考に作成したものです。

スクリーンショット 2019-04-29 10.47.24

身長ごとに、タイムとモデルとなる歩数が記されています。

ストライド(歩数)は、身長に影響を受けるので、身長ごとにモデルの歩数を考える必要があるようです。

仮に、170cmの身長の選手が、10.50を目指す場合に。
10.70で走った時の総歩数が49歩だったとすると、
その選手に残されている課題としては「歩数は変えずにタイムを向上させる」ことになると思います。

すなわち、ピッチの向上が主なトレーニング課題になると言えるでしょう。

しかし、残念ながらスプリンターにはピッチ型やストライド型といわれるような、走りのタイプが存在し、それによってモデルとなる歩数にも影響を及ぼすことが考えられます。

簡単に歩数からトレーニングの方向性を決められはしませんが、
それでも一つの指標としては十分に活用できることでしょう。

前にも書きましたが、「陸上競技を通じた学生教育」という観点から考えると、
このようなストーリーをもってトレーニングを選択することは、非常に価値のあることです。


九鬼