九鬼家のダッシュ!!🏃‍♂️🏃‍♂️

2019年04月

こんにちは。九鬼家のダッシュ!!です。

前回のブログのタイトルは「目標タイムに対するモデルタイム」でした。
自分の目標とする100mの記録に対して、30m、60mの通過タイムがどの程度必要なのか、ということについて、学生の教育的な観点も踏まえて記事を書きました。

http://kukikenodash.blog.jp/archives/78976489.html

今回のブログも以下の論文を参考にします。
「宮代賢治, 山元康平, 内藤景, 谷川 聡, 西嶋尚彦. (2013). 男子100m 走における身長別モデルステップ変数. スプリント研究, 22, 57-76.」

前回のブログと似ていて、今回のブログではモデルとなる歩数についてです。

「100mを何歩で走っているのか?」
ということから、自分のストライドとピッチを簡単に計算して、
記録向上のためには、ピッチのトレーニングなのか?ストライドのトレーニングなのか?

いずれのトレーニングが今の自分に必要なのかを自分で考える際の貴重な資料になる論文です。

以下の表は、当該論文を参考に作成したものです。

スクリーンショット 2019-04-29 10.47.24

身長ごとに、タイムとモデルとなる歩数が記されています。

ストライド(歩数)は、身長に影響を受けるので、身長ごとにモデルの歩数を考える必要があるようです。

仮に、170cmの身長の選手が、10.50を目指す場合に。
10.70で走った時の総歩数が49歩だったとすると、
その選手に残されている課題としては「歩数は変えずにタイムを向上させる」ことになると思います。

すなわち、ピッチの向上が主なトレーニング課題になると言えるでしょう。

しかし、残念ながらスプリンターにはピッチ型やストライド型といわれるような、走りのタイプが存在し、それによってモデルとなる歩数にも影響を及ぼすことが考えられます。

簡単に歩数からトレーニングの方向性を決められはしませんが、
それでも一つの指標としては十分に活用できることでしょう。

前にも書きましたが、「陸上競技を通じた学生教育」という観点から考えると、
このようなストーリーをもってトレーニングを選択することは、非常に価値のあることです。


九鬼


こんにちは。九鬼家のダッシュ!!です。

およそ一ヶ月以上、記事の投稿をサボってしまいました。
すみません。。。

この間に、兄である九鬼靖太は、4月から大阪経済大学の教員として着任しました。
同時に陸上競技部の指導にも携わっております。

チームはいよいよ関西インカレに向かって、準備をしているところです。
思い返せば、10年前に自分も選手として関西インカレの2部の試合に出ていました。

「どうすれば1部に上がれるのか?」という議論をチームで活発にしていたことを、今の学生を見ながら懐かしく思っております。

さて、今日のブログのタイトルは「目標タイムに対するモデルタイム」です。
自分の目標とする100mの記録に対して、30m、60mの通過タイムがどの程度必要なのか、ということについて考えたいと思います。

参考にする論文は、
「宮代賢治, 山元康平, 内藤景, 谷川 聡, 西嶋尚彦. (2013). 男子100m 走における身長別モデルステップ変数. スプリント研究, 22, 57-76.」です。

男子スプリンター122名の試合の動画から、30m、60m、などの通過タイム(+歩数)を測定し、数理処理をしてそれぞれの100mタイムに求められる通過タイムを算出しています。

タイム表


上の図は、当該論文を基にして作成した表です。

新しく学生を指導するにあたって、この論文の重要性を感じました。
陸上競技を通して学生指導をする場合、「目標設定」とそれに対する「自己分析」を具体的に設定できる点が、陸上競技の長所だと考えています。

大阪経済大学には、10.8台と10.9台の学生がいて、彼らが今後10.60や10.50を目指す場合には、スタートの練習や加速走でおよそどれだけのタイムで走らないといけないのか?というのが具体的な数値として把握できます。
そうすると、それに対して自分のタイムがどうなっていて、そのギャップを埋めるための具体的なトレーニングを考えるという段階的なステップが踏めるかと思います。

もちろん、試合に向けてのテーパリングや風向きもあるので、必ずしもこの数値を練習で出す必要があるわけではないのは十分承知しています。
加えて、複合的な相互関係で成り立つパフォーマンスが、このような要素還元的なアプローチだけで達成できるわけではありません。

それでも、
「自分の目標タイムは〇〇
〇〇で、論文によるとスタートを〇〇〇〇秒短縮する必要があった。その具体的なアプローチとして〜」
みたいなことを就職活動の面接や卒業後に話せるようになれば、素晴らしいなと感じる今日この頃です。

試行錯誤は続きます。。。

九鬼

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