2019年01月24日

2019年01月24日

スプリントの技術ver.1

こんにちは。九鬼家のダッシュ!!です。

今日からは、兄の九鬼 靖太が変わって記事を担当します。
よろしくお願いします🙇‍♂️

前回までの僕のブログでは、棒人間を使って、実際のスプリント中の動きを説明しました。


今回のブログも一連の流れに乗りたいと思います。

まずは下の図を見てください↓↓
スライド6

ある選手の支持期中の疾走動作を、棒人間で表しています。

陸上競技で走り方の指導を受けた人。
赤の丸で囲った部分のことをコーチングされたことがあるのではないでしょうか?

例えば、
「シザース動作を早く」や「接地した時に膝と膝が重なるように」など。
とても市民権を得た、スプリントの技術として浸透しています。
(これの技術が良いのかどうかはここでは議論しません)

したがって、支持脚と逆の遊脚が素早く前方にスイングされることは、スプリントにとって重要な技術であると考えられます。

そして、遊脚のスイング動作に関連して。
これまでの研究では、支持期中の離地時での力発揮が注目されてきています。

以下の説明は、
【阿江通良. (2002). 関節力およびトルクパワーからみたモーリス・グリーンの短距離走法 (特集 スポーツ現場に活かすバイオメカニクス). 体育の科学, 52(9), 715-720.】
を参考にして説明します。

下の図を見てください↓↓

スライド7
この研究によると。
世界一流のスプリンターは、脚が地面から離れる前に、股関節の屈曲トルクを発揮していることが示されています。
これは、地面から離れる直前には、すでに股関節は脚をスイングするように力を発揮しているということです。

ちなみに、日本の学生レベルの短距離選手と比較すると。
その力のタイミングが早く、なおかつ力の大きさも大きかったことが示されました。
つまり、支持期中により早いタイミングで、より大きな股関節の力を発揮して、脚をスイングさせるよう、力を発揮していたと言えます。

とても噛み砕いて言うと、
「トップの選手は最後まで地面を蹴らないで、脚を早く・強くスイングしている」
と言えると思います。

僕は、現在、サッカー選手のスプリント・トレーニングを指導することも多いですが。
特に、サッカー選手は最後まで地面をキックして、
いわゆる「脚が後ろに残る」や「脚が後ろに流れる」
といった特徴の選手が多いように感じます。

では、この技術をどのようにして学習させるか?
それは、明日のブログで説明したいと思います。

お楽しみに☺️


kuki_seita at 15:31|PermalinkComments(8)