こんにちは。九鬼家のダッシュ!!🏃‍♂️🏃‍♂️です。

前回は、実際にストライドの変化によって疾走速度の変化がもたらせているであろう論文を用いてお話をしました🙋‍♂️

まだご覧でない方は、ぜひこちらからどうぞ🙇‍♂️

http://kukikenodash.blog.jp/archives/79592379.html

さて、今日のブログでは、ピッチの増加によって疾走速度が影響を受けている可能性を示唆する論文を紹介します🙋‍♂️

土江寛裕. (2009). 日本代表スプリンターにおけるレース中のピッチ変化が記録向上に及ぼす影響. スポーツパフォーマンス研究1, 169-176.

この論文では、100mを0-10、10-20、20-30、30-40、40-50歩目にわけて、それぞれの平均ピッチを算出しています👏

そして、複数レースを比較すると

最も速かった公認記録の10.21秒のレースで、全ての区間において最もピッチが高い結果でした👍

本文でも、

本研究で対象とした選手 T は,二次加速,トップスピード,速度逓減局面でのピッチの増加が記録向上に大きく貢献したと考えられる.この結果から,100m のパフォーマンス向上に重要だとされるトップスピードや,その速度まで加速させる二次加速局面のパフォーマンスを
高めるために,その局面でのピッチを高めることが有効であり,ピッチ向上によってトップスピードを向上させることを狙ったトレーニングも有効であるということができるであろう.」

と述べられています。

以上のことを踏まえると、

選手には

ストライドの増加→疾走速度の改善
ピッチの増加
→疾走速度の改善

と選手によって異なると言えます🙋‍♂️

ちなみに、前々回に説明しましたが、

ピッチに影響を及ぼすのは、主に滞空時間でした。

すなわち、ピッチを高めるということは、空中にいる時間をなるべく短くするということが大切になってきます🙆‍♂️

では、空中にいる時間を短くするためにはどうすればいいのかというと🤷‍♂️

地面から離れる際に、必要以上に上むきの速度を獲得しないということになります🙆‍♂️

加えて、ストライドには滞空距離が強く関係していました。

じゃあ、どうするのかというのを!

次回からのキネマティクス変数に関するブログでお話しします。

やっと、疾走動作について話を進めていきたいと思います🙋‍♂️

お楽しみに🙇‍♂️