自分で練習メニューを考える人も先生が練習メニューを出してくれる人も、選手のみなさんは練習の意味を考えることが多いと思います。そこで、第1回は練習の意味の考え方について書きます。

今よりも速く走るためにはどうすればいいか?

その答えは実は2つの方法しか存在しません。それは脚の回転数(ピッチ)を高くするか、1歩の大きさ(ストライド)を大きくするかのどちらかです。走るスピードはこの2つの要因にした影響を受けません。(疾走速度=ピッチ×ストライド)
ピッチストライド


 
「そんなの当たり前やん!!」と思う人も多いかと思いますが、意外とこの点を抑えられていない人が多いです。自分の行なっているスプリントドリル、考えているスプリント技術、トレーニング内容、メニューが、ピッチかストライドのどちらを高めるための練習なのかを分類してみると、練習内容が整理される+課題がみえてあなたのすべきことが見えるはずです。
(私も筑波大学にきてはじめにしたのはこの作業です。)

以下は私の考えのもと、練習を分類したものです。
(実際はすっぱりとピッチ・ストライドに分けられないことに注意して下さい。)

<ストライド(1歩の大きさ)を大きくする練習> 

・ウェイトトレーニング(スクワットやハイクリーン、スナッチなど)

・坂ダッシュ、階段ダッシュ

・ジャンプ練習

*ロシアのジャンプ練習の紹介映像です

動画を見れない人はこちらから!!

<ピッチ(脚の回転数)を高める練習>

・下り坂走

・自転車(全力ペダリング)

・マーク走

自分の練習内容をピッチとストライドに分類した人は分かると思います。
ピッチ(脚の回転数)を高める練習はとても少ない!!

弟は今年の日本選手権まえに傾斜が10°以上もあるようなきつい傾斜を駆け下りる練習をしたようですが、
普通はそんなことはできません。。。

そこで、次回は簡単にマーク(コーン)をつかって、ピッチを高めるためのマーク走を紹介します。
マークの設置区間を駆け抜けた後の、爽快に走れる感覚を体験してみて下さい。

九鬼靖太